用語集

用語集た〜の

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目次

・用語集 た       ・用語集 ち       ・用語集 つ       ・用語集 て       ・用語集 と

・用語集 な       ・用語集 に       ・用語集 ぬ       ・用語集 ね       ・用語集 の

 

用語集 た

対応粒界: 結晶粒と結晶粒の間には異なる方位関係がある時、粒界を形成する。この粒界が対応した方位関係を持つ場合に対応粒界と呼び、それ以外の場合にはランダム粒界と呼ばれる。

ダイキャスト: 一般的な鋳造は溶解した金属を重力のみで流し込む方法をとるが、圧力をかけて金属を流し込み整形する方法をダイキャストという。AlやMg、Znのダイキャスト製品が広く流通している。

体心立方格子: 金属の結晶構造の一つで、α-FeやMo、Naなどが該当する。

第二相粒子: 母相の結晶粒内や粒界に存在する粒子。合金の主元素以外の第二元素あるいは第三元素、もしくは主元素を含む化合物を形成することがあり、晶出や析出によって出現する。

ダイス: 押出加工や引抜加工で金属を減面してひずみを加える、もしくは形状を作り込むために使用する金型のこと。

大傾角粒界: 結晶粒同士の境界である粒界を境目に、結晶粒の方位差が大きいとき大傾角粒界と呼び、一般的には15°以上のものをいう。

耐力: 降伏応力を参照。

多結晶: 複数の結晶で構成される。市場に流通している金属展伸材はほとんど多結晶体である。

単結晶: 単一の結晶により構成されるもの。

弾性変形: 可逆的な性質を持ち、元の形状に戻ることが出来る領域における変形のこと。

弾性ひずみ: 弾性変形によって発生したひずみのこと。可逆的な性質があり、変形前の状態に戻ることができる領域におけるひずみ。

弾性率: 弾性変形領域では応力とひずみが比例関係にある。この比例関係の傾きを弾性率と呼ぶ。

 

用語集 ち

置換型: 金属が固溶体などを作るときに、母相の原子位置に対して溶質原子が置き換わること。

窒化: 主に鉄鋼材料で用いられる処理方法で、溶質原子と窒化物を形成することにより硬度を上昇させる。耐食性や耐摩耗性を向上させるための手段の一つとして用いられる。

鋳造: 金属を融点以上の温度に上げて溶融し、作りたい形状にかたどった鋳型の中に流し込むことで合金などを製造する手法。重力鋳造や遠心鋳造、連続鋳造など様々な方法に分類される。

調質: 金属の硬さやその他物性を調整するために行われるもので、加工や熱処理の方法によって決められる。JISなどで細分化されており金属の種類によって記号が異なる。

超塑性: 高温にて引張を行うと通常では得られない高い伸びが発現すること。微細粒で見られる現象で、100%以上の異常伸びが発生する。

 

用語集 つ

 

 

用語集 て

TTT曲線: Time Temperature Transformationの略。温度と時間によって生成する相を示した図である。

ディンプルパターン: 延性破壊の特徴とされる破面。えくぼのように丸い形をしていることから名付けられた。

定常クリープ: クリープは段階的に律速過程が変わり、定常クリープでは転位密度の減少と増加が同等となり、一定の変形率で変形が進行する。遷移クリープの後に発生する段階。

テイラー因子: 結晶を一軸引張した時、ある結晶粒における降伏応力σと臨界分解せん断応力τをσ=Mτと表し、このMをテイラー因子と呼ぶ。

TEM: Transmission Electron Microscopeの略。透過型電子顕微鏡を参照。

転位: 格子欠陥の内、線欠陥に分類される。転位には刃状転位とらせん転位、それらの両方の性質を持つ混合転位がある。

転位セル: 転位密度が増加するにつれて転位が集まり、転位密度が高い部分と転位密度が低い部分に分かれ粒界のように分断されていく。このように転位が高密度で集合した線に囲われた転位密度の低い領域を転位セルといい、細胞のような形をしていることからセル組織と呼ばれる。

転位網: 転位同士が合体・成長し、六角形状の網目構造を形成したもの。

点欠陥: 格子欠陥の一つで、結晶格子中にある空孔や置換・侵入した格子間原子などが該当する。

 

用語集 と

透過型電子顕微鏡: Transmission Electron Microscope(TEM)。一般的に100~200kV程度の電圧で加速された電子線を材料に照射し、透過、散乱した電子等の情報を得ることにより高倍率での観察を可能にした設備。nmスケールで微細領域の観察が可能で、観察方法によってはスケールの分解能を持ち、原子レベルでの観察も可能。

 

用語集 な

 

 

用語集 に

二次再結晶: ひずみの少ない再結晶粒が増加し、再結晶組織を形成した後、再結晶粒同士が互いに侵食し、さらに粗大な結晶粒を形成していく段階のこと。

 

用語集 ぬ

 

 

用語集 ね

ねじれ粒界: 粒界は傾角粒界のように回転軸と粒界が平行になるものが一般的であるが、粒界と回転軸が直角になったものをねじれ粒界と呼ぶ。らせん転位を介することで形成する。

熱影響部: 溶接などで高温にさらされた部位のこと。再結晶を起こしたり、金属間化合物が生成したりする。

熱間加工: 高温で加工すること。金属によって融点が異なるため温度に定義は無いが、一般的に再結晶温度以上で行われる。

ネッキング: 引張試験などで引き伸ばされた金属にくびれが発生し、断面積が減少すること。

熱処理: ある温度で一定時間加熱すること。金属は融点以下の温度でも熱によって相変態や再結晶、析出など様々な現象が起こり物性や組織をコントロールすることができる。

 

用語集 の

 

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