過敏性腸症候群の学生は辛い
筆者も学生時代から過敏性腸症候群に随分と悩みました。特に中学から高校にかけてが一番辛い時期でした。なにが一番辛いかといえば、授業中やテスト中などは腹痛が襲ってきても、自由にトイレに行くことができないことです。学生はこのような拘束時間がとても多いですから、お腹に問題を抱える我々は本当に辛い思いをします。
自分の場合は特にテストになるとすごく不安になって緊張していたこともあり、必ずと言っていいほどお腹が痛くなり周りが気になって仕方なくなると同時に「誰か助けて〜」と言うことになっていました。
また、ガス型の方も多いみたいですから、お腹が鳴ったりおならがでたりして臭いがしないか周りを気にしなくてはならず、それはそれで大きな悩みになると思います。下痢型でもガス型でも勉強に集中できなくなってしまうのは成績にも影響してしまいます。
現在は社会人になって、いつでも自由にトイレに行くことができますが、やはり緊張をすると未だに調子が悪くなります。社会人にも会議と言うものがありますので、困ったことになることもあります。
仕事中にトイレを考えなくてよくなっても、通勤途中はやっぱり不安になることもあります。学生でも社会人でも電車やバスなどの公共の交通機関や自動車通勤も通勤途中の不安と言うものも大きな障害になります。
授業や仕事には緊張感も大切ですけれど、あまり緊張しすぎるとマイナスになる部分が多いですよね。簡単ではないですが、やっぱり色々な経験を積んで慣れっこになってしまうのが効果があると思います。
自分はリラックスした休日や夜に症状がでたと言う記憶はあまりありません。よくいわれるように過敏性腸症候群は、やはり緊張やストレスが引き金になってしまうのだと自らのの実体験からもそう思います。
過敏性腸症候群にどうやって対処
筆者はどうしてもトイレが我慢ができない時は、恥ずかしい思いをしますけどトイレに行っていました。いま考えると学校に行きたくないと言う気持ちになる寸前だったかもしれません。実際にこの悩みで登校拒否になってしまう学生が多いそうです。
あとは過敏性腸症候群の症状のことをなるべく考えないようにしていました。しかし、考えないようにしようと考えていること自体が考えてしまっていることになりますね。どうなってもいいや位の気持ちを心から持てれば、それが一番いいのでしょうけど、それができるなら、そもそも過敏性腸症候群で悩むことがなかったと思います。まちがいなく。
過敏性腸症候群に悩んでいらっしゃる学生の方に、適切なアドバイスはなかなかできませんが、少なくとも時間が経ったり状況が変われば、よくなると言う意味で悩みも変化するものです。苦しいことも一生続くことはひとつもありません。それに筆者自信も完全に治ったわけではありません。治し方より軽減の仕方と考える方が一生懸命すぎず少しは気が楽になります。
体質や性格が大きく関係していると思いますので、一生完治と言うことはないのかもしれません。人生が続く限りずっと付き合っていくのかもしれません。ただ、学生だった時代と比べると色々な経験を経て症状はかなり随分よくなっていると感じます。なんでもプラスに考えるように考え方を変えて大らかな気持ちを持つと言うことも大事なのかもしれません。
誰かに相談できたら
社会人になってもですけど、特に学生自体は相談できずにひとりで悩んでいらっしゃる方が多いと思います。筆者もそうでしたし。誰にも相談できず悩んでいる方はすごく多いはずです。知られないように努力しているだけと言う場合が多いと思います。
とある調査では大学生で過敏性腸症候群である人は二割を超えているそうです。5人に1人と言う大きな割合ですから、あなたの周りにも必ず同じ悩みを持って苦しんでいる方がいます。つい自分だけなぜつらい思いをしなくてはならないの?と考えてしまうと思うのですが、自分だけではありません。
筆者はひとりで悩みを抱えていましたけど、もし周りに信用して話ができる人がいれば相談してみてください。真剣に話を聞いてくれたらきっと気が楽になります。ひとつの大きな解決方法でもあると思います。