生活リズムを整え過敏性腸症候群を治す

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過敏性腸症候群と生活リズム

食事と睡眠の時間を規則正しく

生活リズムが狂ってしまうと、過敏性腸症候群の腹痛などの症状と同時に起こることがある症状、不安感や不眠、あるいはうつ状態など精神的な面にも悪影響がでます。朝昼夕の食事、就寝時間、起床時間、これらはできるだけ決まった時間に行うようにしましょう。

 

食事をとる

 

過敏性腸症候群はストレスが大きな原因になることが多い疾患です。睡眠のリズムが崩れたり、睡眠不足になってしまうとストレスに抵抗する力も弱まってしまいます。食事も時間が不規則になってしまうと、体内リズムを狂わせてしまいます。

 

人間の基盤となる食事と睡眠は、排便のリズムを整えるために大きく関係しています。特に朝食は排便のリズムを整えるために大切な要素です。朝食を抜くと言う方も多くいらっしゃいますが、食べないより少量でも食べ、1日3回の食事を摂り、時間もできるだけ不規則にならないようにしましょう。

 

朝食を摂ることで人間本来の排便リズムである朝のトイレを習慣づけることができます。排便のリズムが整うと下痢型では朝トイレに行き排便したと言う安心感が生まれます。

 

とは言っても、周りの状況にも左右される部分が多々ありますし、なにより朝昼夜問わずやることがたくさんある現代人ですから、自分の思い通りに全てを上手く調整できるわけではありません。しかし、気を付けて少しでも努力するのと全く努力しないのでは、もちろん差が生じます。努力は過敏性腸症候群の改善につながります。問題にならない程度にできるだけの努力は行いましょう。

 

不眠の症状を改善するため

日本人の5人に1人は、睡眠に何かしらの不満を持っているとされます。寝たいのだけどなかなか眠れない、朝すっきりとしないなどはよく聞く話です。

 

不眠には色々な原因があるのですが、そのなかでも一番大きな原因とされているのが精神生理性不眠です。精神生理性不眠は、眠れないことを気にしすぎている状態を指します。最初に心配事があって眠れなくなったなどのきっかけがあり、意図せず眠れない状態を作ってしまい、これが継続してしまった状態が不眠です。

 

考えすぎないことが対策にはなりますが、考えないようにしようと言うこと自体が睡眠に意識が集中していることと同じです。考えないようにしようとしても上手く行くはずがありません。

 

ですので、布団に入ると眠らなくてはならないと考えてしまいますので、眠くなるまで布団に入らないと言う方法があります。入眠で悩むより起床時間を守る方が楽に睡眠リズムを整えることができますから、平行して朝起きる時間をきっちりと守ることを行いましょう。

 

また、睡眠の環境も眠りの質を向上させます。眠りに適切な室温(夏は26~29度、冬は18度~23度ほど)の環境を作ったり、睡眠前にお気に入りの音楽を聞いてリラックスしたり、自分が心地よく眠れる状況を作ってみましょう。

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