過敏性腸症候群を薬で治す

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過敏性腸症候群は薬で治る?

筆者の過敏性腸症候群は、学生時代が一番辛かった時期です。その学生時代には腹痛と下痢が襲ってくると言う恐怖心から日常的にビオフェルミンを飲み、テストの日の朝には腹痛がなくても予め正露丸を飲んでいました。

 

薬

 

その当時は自分が過敏性腸症候群であり、その症状に苦しんでいるとは思ってもいませんでした。もちろん知識がなかったのが一番大きな理由です。両親にも腹痛と下痢と便秘で苦しんでいるとは言ってませんでしたので、気付いていたのかどうかもわかりません。

 

万一親が気付いていたとしても、恐らく「すぐにお腹を壊す子」と言う風に見ていたのではないかと思います。完全に放任主義だったと言うわけではないのですけどね。

 

自分自身でも過敏性腸症候群だとは思ってませんでしたし、病院で症状を訴えることもなく、いつも家に置いてある正露丸とビオフェルミンを使うことが自然な選択になっていました。

 

正露丸やビオフェルミンは効かない

筆者の家にはいつも正露丸がありましたので、もしやと言う状況が予想される時には正露丸を飲んでいました。しかし、自分の大腸に対しては全く効果がありませんでした。ストレス、メンタル面の大腸への影響が薬の効果を上回っていたのか、そもそもまるで効果があるはずがないのか。感覚的には両方とも関係あると思います。何度も経験して効かないとわかっていても何かの薬を飲んで、少しでも不安を解消したかったのだと思います。

 

正露丸はテストの時以外でもいざと言う時に、そのほかにはビオフェルミンも毎日飲んでいましたけど、ビオフェルミンも効果があるようなないような微妙な感じでした。少なくとも劇的な効果があったとはいえません。いい加減無駄であることに自分でも気付いたのか、正露丸もビオフェルミンもそのうち飲まなくなってしまいました。

 

筆者は生活習慣などを改めたと言う部分があるからなのか、次第に気にしなくなったのかどうかはわかりませんが、以前みたいに下痢や大腸の我慢できない痛み、あるいは不快感の症状に苦しむ頻度がかなり少なくなりました。でも調子が悪い時はやっぱり調子が悪くなるし、今でも完全にが治ったとはいえません。

 

今現在苦しんでいらっしゃる方は、これから先はたして過敏性腸症候群が完治するのかそれとも治らないのか、とても気になると思います。筆者自身は結局市販薬にも治療薬にも頼らずに改善しました。

 

こう書くと「もともとそんなにひどい状態ではなかったのでは?」と思われるかもしれません。しかし、学生時代を振り返ってみても筆者と同じようにテスト中にトイレに駆け込んだりする人はいませんでした。それを考えるとかなりひどい状態だったのだと思います。

 

治そう治そうとばかり考えていると、人間はその思考ばかりにとらわれてしまいます。夢中になることを見つけるなど、過敏性腸症候群の症状にとらわれないようになるのが一番の改善策なのではと思います。学生なら勉強に夢中に、社会人なら仕事に夢中になれるのが一番だと思いますけど、そんな単純な話ではないですよね。

 

ただ経験上いえるのは、過敏性腸症候群が完治しなくても少なくとも改善の方向へ向かいます。自分自身に言い聞かせる意味もありますけど、必要以上に心配すると悪い方向へとしか動きません。薬は常用してしまうと段々と効かなくなってしまいます。個人的には薬で治るとは思っていません。結局自分自身の考え方や物事の捉え方なのだと思います。

 

副作用が一切ない薬はありませんから必要以上に飲むことはせず、できるだけ生活リズムを整えたり食事内容に工夫をこらしたりなど、自分に足りないと思う治し方を行いましょう。

 

ビオフェルミンの整腸作用

ビオフェルミンは整腸剤です。ですから整腸作用があります。過敏性腸症候群に直接効果がないことがわかっていたとしても、腸内環境を改善する働きを期待すると言う意味では飲む意味があります。ただ前記したみたいに正露丸は飲むだけ無駄だと思います。

 

ビオフェルミンに含まれている乳酸菌は、「ビフィズス菌」「フェーカリス菌」「アシドフィルス菌」の3種類です。乳酸菌なのでほとんど副作用がないことがこの薬の特徴のひとつです。我が家の愛犬のお腹が調子が悪い時には、獣医さんから人間のビオフェルミンを与えても全然大丈夫と言う話を聞き、人間の飲む量の半分を与えています。それくらい副作用などの心配がないんです。

 

もし飲むのであれば続けることが大切です。整腸作用があるのですから、メンタル面からの下痢などには効果がありませんけど、腸内環境が悪化しての下痢がや便秘、便の臭いの改善やおならの臭いの改善には効果があります。

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