登校拒否にはなりませんでしたが
筆者は子どもの頃、と言っても小学生の時には傾向はありましたけど過敏性腸症候群でひどく困ったという記憶はあまりありません。最もひどかったのは中学から高校の頃です。その当時両親には相談しませんでした。いまでも両親は筆者がひとり悩んでいたことを知りません。
でも、もう少し親を頼ってもよかったのかな、親に相談してアドバイスを受けた方がよかったのかなと思います。相談して結果的にどうなっていたか、いまとなっては知りようがありませんけど相談したら少しは楽に考えることができていたのではと考えています。
もし登校拒否になっていたなら、もちろん両親も子供が過敏性腸症候群で悩んでいることを知ることになっていましたが、両親も全く気付かないままでした。過敏性腸症候群などと言う病名があることも知らず、よくある問題のない腹痛だろうと考えていたのだろうと思います。
過敏性腸症候群であることは友達にも相談しませんでした。「すぐにお腹が痛くなるヤツだな〜」などと思われていたのかもしれません。特にそのことについてからかわれたり何かしらいわれると言うことがなく、いま考えると友人にはとても恵まれていたのだと思います。もしもからかわれていたりしたら、登校拒否になっていた可能性はとても高いと思います。
親御さんは気付いてあげてください
小学生でも、過敏性腸症候群の症状に悩んでいる子どもたちがたくさんいます。筆者は中学生から高校生のころが一番症状がひどかったのですが、小学生の時にも過敏性腸症候群の傾向がありました。
子供のお腹の調子が悪いと親は学校を休ませたりします。ですが、過敏性腸症候群で腹痛を起こしていることに気づいて適切な対処を行わないと、学校を休ませてもその場しのぎでしかなく解決には至りません。学校行事で何かしらイベントがあると腹痛が起こり、親は仕方なく休ませる。そう言ったことを積み重ね、それが当たり前の状態になってしまうと、改善するより悪い方向に進んでしまう可能性が高くなります。
子供、特に小学生であれば、自分で解決の方法を探るのは難しいと思います。子供の変化に日頃から注意し、過敏性腸症候群ではないかと言う疑いがあれば相談相手になり、まずはかかりつけ医に相談してみてください。