開き直る位の態度が気持ちが持てれば
散々あちこのページに書いていますが、筆者も過敏性腸症候群で随分と苦労しました。いまでも完璧に治ったわけではありませんが、よほど切羽詰まった状況にならない限りひどい症状はでなくなりました。症状がひどかった頃をいまになって思えば、周りばかりを気にせず、開き直る位の気持ちが持てていたのならもっと楽に暮らせたのかな?とも思います。
世の中の10人に1人あるいはそれ以上の方々が過敏性腸症候群の症状に悩んでいるそうです。実際には15%ほどだとも言われます。ですので、私を含めてあなたも何も特別ではありません。そこら中に同じ症状に苦しむ人がゴロゴロといます。孤独感に苦しんだり、落ち込んだり、疎外感を感じたりする必要は全くありません。当たり前のことであると開き直るのでもよいのです。
あとひとつアドバイスさせてもらえば、ひとりで抱え込まないで誰かに相談した方がよい問題ではないかと言うことです。とはいえ、相談する相手は十分に考えて選択しなくてはなりません。それに大の親友であっても自分が過敏性腸症候群であるとはなかなか言えないでしょう。相談するとしても過敏性腸症候群やIBSとかと言う言葉自体知っているかどうかもわかりません。「詳しく説明するのも苦痛を感じるかもしれな」と思うのであれば、他人ごとのように話せる位に開き直る気持ちを持つ努力が必要かもしれません。
両親にも誰にも相談しなかった筆者が言うのもおかしいかもしれませんが、いまになって思えば、両親もしくは気心の知れた本当の親友に思い切って打ち明けていたら、随分と気が楽になっていたのではないかと思います。過敏性腸症候群の苦しむ人は真面目な性格の人が多いですから、なかなか難しいと思いますけど「どーってことはない」「誰でも同じような悩みがある」と、開き直る、これも大切なんではないかと思います。
周囲が気になり開き直ることができない
周りが気になると開き直ることができません。たとえば排便ひとつにしても、特に学生の時は周りから変な風に言われたりすることがあります。でも排便は生理現象です。誰だってトイレに行くのは当たり前です。
「あいつトイレに行ったよ」と、あなたは面白がらないのではないでしょうか。人間が人間の当たり前の行動をするのですから堂々としていいことです。開き直ることができれば、あとは過敏性腸症候群が治る可能性が非常に高いと思います。どんな出来事でも大したことはないと思えれば大丈夫です。
ですが、そうはなかなかできないのが現実であることも、経験者である筆者は十分わかっています。これを読んでいるあなたもそんな時代があったよなと思えるようになりますので、色んな経験をして自信を持っていただきたいと思います。