過敏性腸症候群での受診は何科に行けばよい?

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信頼できる先生にまず相談

過敏性腸症候群は腸の症状ですから、受診する病院は消化器科がまず思い浮かぶでしょう。あるいは胃腸科や内科を思い浮かべるかもしれません。しかし、検査を行っても器質的異常は認められないという理由で、「異常はないですね」で診察が終わる場合もあるそうです。実際に過敏性腸症候群の特徴をよく理解していない先生もいらっしゃると言うことです。

 

やさしい医者

 

過敏性腸症候群は検査を行っても異常が見当たりません。過敏性腸症候群と似た症状を表す疾患であるか否かは検査で判明しますので、その意味では検査を行う意味があります。検査で異常がなければ、そのほかの病気の心配はなくなり、その部分では安心できます。

 

ストレスと大きく関係されているとされる過敏性腸症候群ですから、メンタル面も大きく関係しています。ですから、過敏性腸症候群に限ったことではありませんが、過敏性腸症候群の場合は特に医師との信頼関係がとても大切です。

 

そう言った意味で何科がよいのかと考えるより、最初はかかりつけの内科のお医者さん、ホームドクターに相談してみるのがよいと思います。必要であれば専門医を紹介してもらえます。大病院になると流れ作業のように診察されることも珍しくありませんが、何科であろうと小さな病院ではそんなことはありません。親身になってくれるだけでもメンタル面では大きな助けになります。悩みを思い切り打ち明けてもよいと思います。

 

心療内科の受診も検討しましょう

心の状態が大きく関与することが多い過敏性腸症候群ですから、基本的に対処療法である内科や消化器科でいただく薬では改善しないと言う場合もあります。

 

内科や消化器科などで処方された薬を飲んで、よく効く人もいれば、全く効果がないと言う方もいらっしゃいます。何科で処方された薬剤であろうとある一定の効果はあるのが本当です。ですが信頼できる医師から処方された薬だから、あるいは特別に信頼しているわけではない先生から処方された薬という差だけでも効果にちがいが生じるはずです。

 

薬剤が全く効果がない。このような場合には、メンタル面でのサポートが必要であることを意味しています。基本的に西洋医学は何科であっても器質的な異常が認められ、それに対しての治療が中心になります。つまり心の面は基本おざなりです。しかし心と体はつながっています。ですから、ストレスを感じて症状が悪化したりします。心療内科多少偏見がある方もいらっしゃると思いますが、全く気にすべきことでもありませんし、少しでも楽になった方がよいに決まっています。心療内科の受診も検討しましょう。

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